AMラジオの受信感度を上げる


このコンポのチューナは、他の回路(CDユニットやDSPコントロールアンプ)からのノイズをもろに吸ってしまっているためか、物凄くノイズが乗ります。
とくにAMは、NHKも全く入らないと言う状態。これでは、せっかくのAMステレオ機能が活かせませんね。と、いうことで、AMブースターアンプを製作します。
※この内容は「電子工作」のコーナーと同じです。

下の図を見てのとうり、実に簡単・且つ基本的なアンプ回路です。こんな回路でも、かなりの増幅率があります。
コイル(マイクロインダクタ)は、20〜30uHで大丈夫だと思います。
トランジスタは2SC945を使いましたが、1815でもイケるかもしれません。


■内蔵する

200/12/13更新

一度 チューナー部分を分解して基板を取りだし、直にブースターを取り付けました。その方が発振も押さえられて、かつ外観がいいですからね。

電源供給は写真のピン群の左から3番目から取ります。また写真にはありませんがGNDも配線してくださいね(これはAM-ANT端子のアースのとこに配線)。
電波入力はAM-ANT端子のアンテナに繋ぎます。
そして、写真では黒い絶縁テープの下になってしまったのですが、この下にはAMアンテナ端子からきた電波をAMチューナーまで持っていくパターンがあります。今回の改造では、その途中に電波増幅器を取り付けるわけですから、この部分をカットしなければなりません。
そしてRF-OUTは写真のジャンパ線の端子につけます。
これで完成です。

■動作確認

見事!! AMがステレオで受信できるようになりました。
ここから100km以上離れている、東京の放送局「TBS」「文化放送」「ニッポン放送」もバッチリ!ステレオでございます。
30cm程度の銅線をアンテナに付けただけでこの感度です。

右の写真をよく見てください。「AM」という文字の左に小さな赤い文字が点灯してるのが分かると思います。デジカメの解像度が低いため確認が難しいですが、これがステレオ受信のマークです。

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