Fujitsu ノート用マザーを使うT

ジャンク入手したBIBLO用マザーボード




GENOの年末ジャンク市で富士通のノート用マザーボードが大量に出ていました。お値段も手ごろだし、買っちゃえ!ってことになりました(使うあてが無いのに・・・)。
ジャンク市ではBIBLOの2001年夏モデルのPentiumV1GHzを搭載したマザーまで売っていましたが、値段が\7000近くしていたような気がします。しかしすでに売り切れ! 
ねらい目は\1000前後の商品なのですが、それに該当するのはLOOX用のクルソー600MHZを搭載したものやCeleron500MHz程度を搭載したA4ノート用のマザーがあります。確かにLOOXのマザーは小さくて良いのですが、当時のLOOXは外部CRT出力が無い上に、外部インターフェースも拡張ポート経由だったようなきがします。そんなことで、これは全く使い物になりません。
そこで\980でA4ノート用のCeleron500MHzを搭載したマザーを買うことにしました。写真を見る限りはメモリーもオンボードだし、ひととおりのインターフェースも揃ってるし、いいかなって思ったからです。しかし、HDD接続には専用マウンタを経由する必要がありそうです。まぁーなんとかなるか!?

このお店はWEB通販のみしか扱っていません。送料がなんと\1000も掛かる為、マザー1枚だけだと送料よりマザーの方が安くなってしまう始末。そこで、\890のCeleron433MHzを搭載したバージョンも注文しちゃった!(爆)



詳しく調査

上のマザーボードがCeleron433MHzバージョン。下が500MHzです。なんか見た感じ微妙に部品配置が違うものの、基本的に同じだな。

つーか、500MHzのマザーがGENOの写真と違う!! GENOの写真ではCPUの隣にメモリーがオンボードで付いていて、その上にメモリソケットがあったのに・・・・・

★インターフェースは、USB*2・シリアル・パラレル・外部CRT・PS/2ポート・赤外線通信・PCカードスロット2基となっています。
裏面です。メモリーはオンボードではなく、すべてソケット式となっています(両方のM/B共)。


各種コネクタ

ノートのマザーは特殊コネクタの宝庫です(笑)。分かる範囲で説明していきます。
拡張メモリソケットのすぐそばにあるのがFDDコネクタだと思われます。

訂正:これはサウンドカード用コネクタでした。
サウスブリッジの隣にあるコネクタは専用キーボードとタッチパッドへ接続するものです。近くにコントローラー用LSIがそれぞれあります。

訂正:タッチバッドだと思っていたコネクタは、LCDステータスパネルでした。
HDDとCD-ROMのコネクタはこれで間違い在りません。ただ問題なのがその下の長いコネクタです。ピッチが細かく、かなり多くの信号をやりとりすることが想像できます。バッテリーコネクタが無かったため、それの信号を通すのは間違えないと思いますが、それにしては多すぎます。
そこで考えたのが、確か99年以降に発売されたBIBLOには電源OFFでも音楽CDだけ聴けるように、タッチパッドの前に操作ボタンが付いているのです。そのほかにもメールボタンとかインターネットボタンもあったような気がします。さらに、状態表示用(メールチェック用)のLCDもついていました。恐らく、それらの信号をやりとりするための物なのでは?と考えています。

2/20追記:今までCD-ROMだと考えていたコネクタは、FDDとIDEセカンダリの信号が出ているようです。このセカンダリはCD-ROM用ではなくMOドライブなどの別売りATAPI機器を接続するためのものみたいです。また、下の長いコネクタですが、ここにもセカンダリが通っているので、CD-ROMにつながるのでしょう。
2基のUSBポートの下にあるコネクタはLVDS式TFT液晶に接続するコネクタです。
サウンドチップの近くにある小さなコネクタは、音声関係のインターフェースに接続するものと思われます。マザー上にはカップリングコンデンサが見当たらなかったため、ライン入出力・ヘッドホン出力等は別基板の専用の回路を通して行うのでしょう。
ってことはこのままだと使えんってことか!

その後:このコネクタの用途が分かりません。なんなんでしょ?


各種搭載チップ

CPUコアにグリスが塗ってありますが、これは私が動作確認に放熱器を取り付けるために塗ったためです。もとは付いていませんでした。
このCPUはCeleron433MHzの方です。
グラフィックチップはATIのRAGE Mobiliy-PのAGP接続です。VRAMは4MB程度だと思います。
あ、そうそう。このマザーのチップセットはintel440ZX です。

一昔前の雑誌を見ると、Mobility-Pはノート用グラフィックチップの中では評価がそこそこ高いみたいです。いまじゃダメでしょうけど。
サウンドチップはYAMAHAのYMF-744B。このチップは他の安いチップと比べても音がよく、MIDIの音質も最高です。デジタル入出力もできるんで、いろいろ弄れそうです。

そんなことで、このマザーは当時のCeleron搭載としては結構贅沢な部品が載っています。またUSBが2ポートもある点も評価できます。

長くなるので
後編へつづく・・・・


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