ステレオパワーアンプの製作


TA7270Pを使った簡単なパワーアンプ



りょうちゃんさんのサイトを見てたら電流帰還アンプが作りたくなったので、なんか良いIC無いかな〜と千石電商に立ち寄ったら、TA7270PというパワーアンプICを見つけました。データシートによると、BTL/デュアル両対応で、BTL時には最大19W出るようです。 


値段が\290とお手ごろなので(爆)、BTLステレオ用として2つ購入しました。


STEP1

でも、データシート(別売り\40)を見ると、BTL回路を作るには部品数が多く、また部品を買いにいくのが面倒なので、本当はやりたくなかったけど、1チップをデュアル動作させてステレオアンプとして作ることにしました(出力カップリングが・・・)。このときの出力は5.8W+5.8W(4Ω 13.2V THD=10%)です。


STEP2

回路図を用意しました。部品数が少ないのが嬉しいです。使うのはコンデンサばかり・・・


STEP3

手持ちの部品を使ったので、コンデンサはメーカーがバラバラです。出力カップリングと電源コンには日本ケミコンのを使いました。これは値段が安く、その上品質が高いです(一昔前のテレビやVCR電源のコンデンサを見ても、R社やE社、M社の物はああなっちゃってますが、その中でこのメーカーのだけはしっかり生きてたと思います)。しかも105℃品(ここではあまり関係ないが)。放熱器は、以前同じTA7270Pを使ったBTLキットを使っていたときに、ICを壊したのでホッタラカシにしていたのですが、ふと思いついて引っ張ってきました。
1点アースを重視したので、ノイズは少ないハズ。


STEP4

NX-MD1Sスピーカーで鳴らしてみたら、まぁそれなりの音です。ちょっと高域がシャラシャラしすぎかな?
電源がマトモでなく秋月の12V1Aスイッチングアダプタだったり、1チップデュアル動作だったりするので、これらを変えればさらに良くなるでしょう。



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