EIZO FlexScan T761(19インチディスプレイ)の内部分析!
壊れてしまったので、修理に出す前に、一応自分で修理できないかと思って内部を見てみました。



●壊れた原因はぼやきを見てください。
症状としては、電源を入れるとカチッとなって電源LEDが緑色になるが、消磁を行わないのでスタンバイモードに以降してしまう。
消磁が行われないということは、消磁スイッチの故障かと思ったので、「自分で修理できるかも・・・」と思って分解してみました。


●外観です。実際はこの周りは金属のシールド板で囲まれています。
基板を見ても、かなり複雑な回路になっています。 FETやトランジスタが大量に使われています。そのため、基板は放熱板だらけです。


!?何か見つけたぞ!

良く見るとブラウン管のファンネル部分のあちこちにに絶縁テープで何かが貼りついている!! なんだ?これは? 明らかに不自然である。だいたい、こんなもの何のために・・・・
あ、もしかして・・・  以前「ブラウン管内部からパチパチ音がする」ということでEIZOサポートに修理を頼んだことと関係があるのかもしれない。いや、絶対そうだ!
そのときの修理内容は「MAIN基板交換」とだけしか書いてなかったが、実はこんなこともしたのだろう。
そして、その「貼りついているもの」だが、なんか四角い石のような物。何なんだろうコレ?

追記:この得体の知れない物体ですが、実は「ブラウン管個体差の色ずれをこのパッチで修正している」のだそうです。
 




--  フォーカス調整(お勧め!)  --

●修理から帰ってきたT761君ですが、なんかボヤけて見えるような・・・・? 前はもう少しシャープに映っていたようなきがするんだけどなー。 念のためフォーカスの調整をしました。
調整場所は本体の左側面です。よほど安いディスプレイで無い限り、どのディスプレイでもこの穴は1つないし2つは付いています。そこに細いプラスドライバを突っ込んで回転させます。
すると画面のピントを合わせることができるのです。
そしたら! シャープに映るではありませんか!!  液晶と比べても引けを取らないほどのシャープさです。 ヨカッタヨカッタ!



戻る