Qマザーを弄る 〜 秋葉原にある、Qのつくお店せで購入したF社ノート用マザーボードを弄る 〜 |
Qに行くと、よくF社のジャンクノートマザーが売ってます。Gよりも値段が安いのですが、載っているCPUはそれほど速いやつでなかったりします。
1つの箱の中に3・40枚がっさり入っているのですが、何も分からないオヤジたちが、このマザーたちをゴチャゴチャかき回すので、中にはCPUコアの端が欠けていたり部品(特にチップコンデンサ)が外れてかけている物もあるので注意しなければなりません。(しかも、散々掻き回しておいて結局何も買ってないし・・・)
そんなことで、ここに置いてあるM/Bは1週間経つと、包装しているビニール袋がボロボロになっちゃいます。今回入手したM/Bは店に出して間もない商品のようで、このような状態にはなっていませんでした(笑
で、箱の中には、元から基板の片面しか部品が実装されていない物や、CPUが載っていない物がほとんどでしたが、そんな中にPentium3が載ってて、しかもメモリがオンボードのM/Bがあったので買っちゃいました(爆)
※今回はあくまで「弄る」ことを前提としていますので、実際にOSを入れて動作させるところまでは行っていません。
俗に「2本線MB」や「大B基板」みたいな感じで呼ばれている物です。 上のやつはPen3 650MHzが載ってます。PCカードスロットのコネクタが破損してるんですが、まぁ〜破損箇所がこれだけで、とりあえず動いてくれれば儲け物かな?(\300だし) 下のはPen3の600MHzが載ってます。こちらは、ざっとみただけだと破損箇所は見あたりません。 |
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がっ、やはりそう甘い話は無いようですね(笑) P3 650基板の方がスンゴイことになってました。基板をよく見ると部品が外された跡が・・・黄色の円のとこ) その量も1個や2個ではないんです。 P3 600基板と比較すると一目瞭然で、取り外されている部品は、すべて人間の手で取り外すことができるレベルのものでした。しかも写真のチップセット上のM59はハンダブリッジしています。 数えてみたところ、ICは11個・サウンド入出力コネクタ1個・チップコンデンサ10個 こんなに部品欠損あっちゃぁ、電源投入しても動きませんねぇ 部品取りとして使うしかねぇ〜な |
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P3 600基板の方もよく見るとヤバげでした。DC-INコネクタとC36が欠損。幸い、どちらの部品も上の基板から移植できました。 | ![]() |
動作確認
2個1されたP3 600基板を動作させてみます。メモリはオンボードで64MBあるのでKBとCRTと電源を繋げれば動くハズ そんで、とりあえずBIOSは起動し、設定も問題なく行えました。 ちなみに、この基板にはS映像出力端子が装備されており、BIOSで設定するとBIOS起動画面の段階から出力することもできますので、お茶の間PCに最適かも。 |
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本格的に弄る
この基板のオンメモリは先ほど書いたように64MBなんすが、基板表面には未実装のパターンがあるのでございます。説によると、機種によってはここにRAMチップが載っかってて128MBとなっている物があることのことで・・・・ (手元には動かないP3 650基板があって、そこには64MBのオンメモリが。が。が。) だったら128MBにしちゃぇ!!ってなことで、移植することに決定!! |
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RAMを引っ剥がす |
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P3 650基板のオンメモリを外します。とりあえずは、作業がしやすいように拡張RAMソケットを外しておきます。 | ![]() |
取り外す方法としては、 まず最初にチップの一方の足をすべてハンダブリッジさせます。 |
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次に基板とチップの隙間に細いマイナスドライバを突っ込んで、ブリッジさせたことろを暖めながら片面を浮かせます。瞬時に行わないと逝きますので注意。あとは右のとうり。 | ![]() |
取り外したRAMチップは足の間でブリッジを起こしていますので、新鮮なハンダを流し込んで取り除きます。(慣れてないとヤバいことになります) | ![]() |
でもって、それを未実装のパターンにハンダ付けしていきます。もとからハンダメッキされているので、取り付けは意外に楽です。 | ![]() |
(写真の向きが逆になってしまいましたが) 取り付けは思いのほか楽にできました。 |
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そしてパスコンをハンダ付け。実はこれが相当難しいです。 P3 650基板から取り外したチップコンデンサを、RAM周辺の空きランドに付けるのですが、なかなか上手くついてくれません。このコンデンサはホントにちっちゃいです。(一応全部のランドに付けましたが) ピンセット必須。 |
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こんなことやると、Qジャンクマザーの値段も上がっちゃうのかなぁ?? かなり不安です。お願いですから値上げとかしないで下さいね(^^; |
128MB?
で、BIOS画面でオンメモリが128MBにパワーアップされているか確認すると・・・ ガーン されてない! どうやらRAMチップを乗せただけで認識してくれるほど、あまくないようです。そこで、RAM周辺で抜けている部品でアヤシイところを探すことに。 Q6あたりが怪しそうなんで、P3 650基板から移植してみましたが、変化なし。 |
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Gノートマザーに超詳しいnoridaさんに助けを求めたところ、 「DRAMへクロック供給しているクロックジェネレータが妖しいのではないか」という結論に至りまして、わざわざ御手持ちのF社の Celeron750マシン (オンメモリ128MB)のM/B写真をサイトにUPして下さいました(ありがとうございました)。 違いを見ると、右のICS 9248-92 の 35pin・45pinのチップ抵抗が128MB版では付いていて、これがないためにDRAM bankにクロックが供給されていない可能性がある、ということでした。 そこで、PCカードスロットを外して確認してみると、確かに35pinにあるランドには何も実装されていない!!(45pinにはありました) ここの抵抗値は22Ωとのことなので、P3 650基板から移植して・・・・ 電源ON! |
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ついに128MB!! | ![]() |
とりあえず認識まではうまくいくことができました。協力して下さったnoridaさんに感謝致します。 しかし、これがOS上で正常に動作するかどうかは、まだ試していないので分かりません。 そのうちIDE結線をやって、確認してみようと思います。 |